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自宅で簡単!濃いコーヒーを飲みたいならエスプレッソで決まり!
2017年に激変した僕のコーヒーライフ。自宅ではインスタント一筋のはずが、たまにドリップコーヒーを飲むようになり、夏には水出しコーヒーにチャレンジ。カルディで人生初のコーヒー豆(粉)を買いました。
味には満足してたんですが、「ザ・コーヒー・ブック」で焙煎家オオヤミノルさんの…
- コーヒーは飲む直前に豆を挽くだけで、かなり味が変わる
- 美味いコーヒーを飲むには豆のまま買うことが絶対条件
という言葉に出会い、豆を挽いて淹れる道具一式を揃えました。
自宅で本格的なコーヒーを楽しむための5年間で生き残ったアイテムたち
初めて挽きたてのコーヒーを自宅で飲んだ時、
「あ、喫茶店やレストラン、セブンイレブンで飲むコーヒーと同じような香りだ」
というのが率直な感想でした。とにかく香りがいい。インスタントでは味わえない、コーヒー本来の香りにハマってしまいました。
最初はAmazonでスタバの豆を買ってましたが、最近は珈琲問屋さんで購入してます。月毎にセールの豆が変わるので、いろんな豆をリーズナブルに楽しめるのが気に入ってます。
さて、前置き(僕のコーヒー歴)が長くなりましたが、冬になって無性に濃くて温かいコーヒーが飲みたくなりました。
本場のイタリア人が使うマキネッタとは?
ドリップして淹れるコーヒーだと濃さには限界があるので、粉の量を増やさずにもっといい方法がないかと思って調べて見つけたのがエスプレッソメーカー。
ドリップ式では出しきれない、豆のうまみが凝縮されたエスプレッソを自宅で作ろうとすると、高価なマシンが必要だとばかり思ってました。電気で動くエスプレッソマシンは電気式。極細挽きの豆を使うタイプです。
一方、本場のイタリアでは家庭で手軽に作れる直火式のマキネッタ(小型のエスプレッソを淹れる器具)が広く普及しているとか。豆は細挽きです。
マキネッタにはいろんな種類がありますが、2,000円〜5,000円ぐらいで買えるものが多く、自宅で手軽にエスプレッソを楽しめるようになります。(※マキネッタで入れたコーヒーは、厳密にはエスプレッソではなく「モカ・コーヒー」と呼ばれます。)
どれ買おうかなと迷いましたが、決め手になったのがこの動画。本場イタリアの方がマキネッタを使ったエスプレッソの作り方を紹介してくれてます。
▼ イタリア人の・・・エスプレッソの入れ方!
おすすめコメント – 上記動画で使われているマキネッタがこちら。1カップ用の一番小さなサイズです。タンクの容量は約60mlで抽出量は約40ml。コンパクトで可愛いマキネッタ。価格も一番安いので一つ持っておくのも良いですね。
BGMのボリュームがちょっと大きいですが、マキネッタを使ったエスプレッソの入れ方が良く分かりました。
この方が使ってるのがビアレッティというメーカーのマキネッタ。見た瞬間に「いいなぁ、欲しいなぁ」と思うように。というわけで、動画では1カップ用ですが、僕はもうちょっと多めに飲みたかったので『ビアレッティ 直火式 モカエキスプレス 2カップ』を購入しました。
あと気になったのがコーヒーの粉。豆から挽くんじゃなくて、粉で売られてるものを使うんですね。調べてみるとあの青い缶のコーヒーは、ラバッツァというエスプレッソの本場イタリアで、120年以上の伝統を誇るメーカーのものでした。
エスプレッソ専用のコーヒー粉ですね。動画の青い缶だと約1万円もするみたいですが、低価格なものもAmazonで売られてるので今度試してみようかな。
ただ、マキネッタには電気式のエスプレッソマシンで使う極細挽きの粉だと、フィルターが詰まってうまく抽出できないことがあるようなので、細挽きを使う必要があります。
レビューを見るとラバッツァの豆は広くイタリアの家庭でマキネッタと一緒に使われてるので大丈夫なようですが、今回は「モカもしくはマキネッタと呼ばれる器具での抽出に向いた粉です。」とはっきり書かれてた『illy(イリー) エスプレッソ粉 モカ 250g』を注文することにしました。こちらもエスプレッソ用の粉で人気の商品です。まずはこれで粉の粒感を把握して、豆から挽く時の参考にしようと思います。
ビアレッティ 直火式 モカエキスプレス 2カップ レビュー
SINCE 1919。製品も可愛いですが、パッケージもいい感じ。
BIALETTIのロゴが入った袋と、日本語の取扱説明書が入ってました。
袋を開けると、モカエキスプレス本体と、さらに多言語で書かれた説明書が入ってました。情報は日本語のみの説明書の方が多いですが、こちらにもちゃんと目を通しておきました。
手に持つとこんな感じ。高さは約14.5cmです。コンパクトなのでインテリアとしてもかわいい。
本体の素材はアルミニウム合金。同じアルミでもApple製品のような繊細さはありません。よく言えば、ちょっと無骨で味がある感じですね。多少雑ではありますが、嫌いじゃないです。
ちょっと変わった角度の取っ手。初めて使った時は角度がつきすぎじゃないかなと思いましたが、つまんで注ぐにはちょうどよかったです。アルミが熱々の状態でもこの取っ手は熱くなってないので火傷の心配もなし。
下のタンクにあるポッチは安全弁。タンク内部の圧力が異常に高くなった場合に、中の圧力を外に排出してくれます。
本体同様、八角形のフタ。
フタを開けたところ。新品のピカピカ状態。真ん中の管から抽出されたコーヒーが出てきます。
底にはロゴや「MADE BY BIALETTI SINCE 1919」と刻印がありました。「ITALIAN…DESIGN」とも刻印がありましたが、ちゃんと見えず。きちんと押されてないのもイタリアらしさ?
本体は3つに分解できます。左から、粉を入れるフィルターバスケット。水を入れるタンク。コーヒーが抽出される上部。
フィルターバスケット(じょうご)にも「MADE IN ITALY」。ここにコーヒーの粉を入れます。2カップ用はちょっと盛るぐらいで約10g入りました。
横から見るとこんな感じ。
下から見るとこんな感じ。タンク内で蒸気が発生し約2気圧の圧力でお湯を押し上げ、この管を通ってコーヒーを抽出します。
最初ゴミかなと思いましたが、タンクの内壁には所々小さな穴や溝が空いてました。お湯を沸かすには特に影響しないので気にしてません。
安全弁を内側から見たところ。水はこの安全弁の中心まで入れてちょうど100ccでした。ただ、うちの1.2kWのラジエントヒーターで強火で使ったらちょっと吹きこぼれたので、安全弁の下のラインぐらいまでがちょうどいいのかなと。
上部の底にはパッキンとフィルタープレートがあります。これは交換可能です。特にパッキンは汚れたりシリコンが固くなったら交換が必要です。目安としては半年〜1年程度。そのほか、フィルターバスケットなどの純正パーツもAmazonで販売されてます。
ビアレッティのマキネッタを実際に使ってみた
以下の「注意点」や「お手入れ方法」にも書いてますが、初めて使う時は金属臭を慣らすために、最初の3回はコーヒーを作ってそのまま捨ててください。
飲んでもいいですが、僕はまずくて飲めませんでした。
使い方は上記動画にあった通りとても簡単です。水入れて、コーヒー粉を摺り切りぐらいまで入れて(2カップ用の場合は約10gほど)、火にかけるだけ。
ラジエントヒーターと慣らし運転中のマキネッタ。(普段はフタは閉めて使います。)
うちはIHクッキングヒーターなのでガスコンロがありません。なので、IHに付属してたラジエントヒーターで使ってます。
ラジエントヒーターがない3つ口IHの場合は、アルミ製ではなくステンレス製のマキネッタを買うか、IH用のヒーティングプレートを使えばアルミ製も使用可能です。また、ガスコンロの場合でも、マキネッタが小さくてうまく五徳に乗らない場合は、小さな五徳が便利です。
エスプレッソの出来上がり。うちのラジエントヒーターは1.2kW。火加減は「強」にして、水から沸かして約3分半で出来上がりました。
味については、まだエスプレッソ用の豆を使ってないので、なんとも言えませんが、今月飲んでるガテマラSHBのフルシティの場合、ドリップするよりもより濃くなったのは間違いありません。砂糖を入れて飲むのが好きになりそう♪美味しいです。
10gのコーヒー粉を使って、100ccのエスプレッソが出来上がりました。
うちにはエスプレッソ用のカップがまだないので普通のカップに入れてみました。これにホットミルクと砂糖を入れて飲むとうまいです♪
コーヒーはブラックかミルクのみでしたが、砂糖の美味さに目覚めました。
ちなみに、いつも飲んでるカフェラテの動画をYouTubeにアップしました。マキネッタで作ってます。
▼ 【うちカフェ】いつものカフェラテ 自宅で本格エスプレッソ(モカコーヒー)を楽しむ
モカエキスプレス 安全に使うための警告
付属の説明書に書かれてる警告や注意点のまとめです。今後マキネッタデビューする方の参考のためにまとめておきます。
- 加熱中は約2気圧の圧力が内部にかかるので、タンクと上部はできるだけ強く締める。
- 締め方が不十分の場合、タンクと上部の接合部より蒸気やお湯が漏れる危険があるので注意。
- 不安定な場所では使用しない。器具がコンロに合わない場合は市販の焼き網等を敷いて、必ず安定させてから使う。
- 抽出後すぐのお手入れは火傷につながるので、十分冷めてから行う。
- 子供だけで使わせたり、乳幼児の手の届くところで使用・保管しない。
注意点
- IH調理器では使えない。
- 直火にかける場合はコンロの中央に置いて、ハンドルや側面が焦げるのを防ぐため、タンクから炎がはみ出さないよう注意。
- 使用後は本体が熱くなっており、火傷の危険があるので十分注意する。手で触れる際は、ツマミやハンドル以外に触れないこと。尚、ツマミやハンドルが熱くなっている場合があるのでミトン等を使う。
- お手入れは本体を十分冷ましてから行う。
- タンクには水以外のものを入れて使用しない。
- エスプレッソ以外の抽出には絶対に使用しない。インスタントコーヒーや他の素材(ココア・ハーブティーなど)、フレーバーコーヒーは使用しない。
- 空焚きをしない。
- 電子レンジ、オーブンでは使用しない。
- 小児の手が届かないところに保管。
- 高いところから落とすなど、急激な衝撃を与えない。
- 洗浄の際は、研磨剤入りたわし、金属たわしやクレンザーなどを使用しない。
- 定期的にエスプレッソメーカーの部品をチェックして消耗した部品を取り替える。使用頻度によるが、パッキンは汚れが落ちにくくなった時、又は使用開始から半年を目安に取り替える。
- タンクと上部が消耗したときは、製品の寿命なので、新しいエスプレッソメーカーに買い替える。
- オリジナルではない取り替えの部品を使うと、故障の原因となるので注意する。
安全弁について
- タンク内部は加熱時に圧力が高まる構造。万が一、フィルタープレート・フィルターバスケットが洗浄不足などの理由により詰まった場合、タンク内部の圧力が異常に高まります。その場合、安全弁が作動して中の余計な圧力を外に排出する仕組みになっている。
- 安全弁が作動した場合は使用を中止し、お手入れ方法に従ってフィルタープレート等のお手入れを行う。
ご使用の前に
- 使える熱源は、ガスコンロ・電気コンロ・ハロゲンヒーター・ラジエントヒーター。IH調理器・温度センサー機能付きガスコンロ(バーナー部にすべて温度センサーが付いているもの)には使えない。
- 初めて使う場合は、取っ手のヒビや割れ、ゆるみ等の不具合がないことを確認する。また、すべてのパーツが揃っていることを確認する。
- 本体の内側または底面にシールが貼ってある場合は外してから使用する。
- すべてのパーツを水または温水で洗う。
- 使用前に慣らし作業を必ず行う。少なくとも使いはじめの最初の3回はコーヒーを作ってそのまま捨てる。
- 使えば使うほど本体にコーヒーがなじみ美味しくできあがる。
- おいしいコーヒーを入れるために、使用方法と表示された分量を守る。
お手入れ方法
- 抽出後すぐのお手入れは火傷につながるので、十分冷めてから行う。
- 上部とタンクは水ですすぐ。必要があれば柔らかいスポンジを使って洗う。洗剤は使わないこと。
- フィルタープレート・フィルターバスケットは使っているうちにコーヒーの細かい粉で穴が詰まっていく。フィルターの目が詰まっている場合は取り除く。取り除く際、刃の鋭利なものは使用しない。
- 食器洗浄機には入れない。表面に斑点などができたり、表面が黒く変色する場合がある。
- 普段のお手入れは、水または温水だけで洗う。コーヒーの香りや油がとれるので、台所用洗剤・研磨剤・漂白剤は使用しない。
- 柔らかいスポンジなどで洗い、特に細かい部分には使用済みの歯ブラシなどを使用する。クレンザーや金ダワシなどは本体に傷がつくので使用しない。
- 湿気の多い所に保管したり、塩分や酸などを含んだ汚れ等を付着したまま放置すると、アルミニウムに腐食が生じることがある。使用後は洗って水分をよく拭き取り、十分乾燥させる。
- 使用中に内面が黒くなることがあるが、これは水質によるもの、もしくはコーヒーの色が着色したもので、人体には無害。そのまま使っても差し支えなし。
- 使用中に内面に白いブツブツができることがある。これは腐食の始まりだが、人体には無害。そのまま使っても差し支えなし。
まとめ 慣れればお手入れも簡単
コーヒーを入れた後のお手入れ時の熱さに関しては、15分も放置してるとずいぶん冷めます。
ただ、朝の忙しい時には15分も待てないので、上から水をバシャーっとかけて冷ましてます。
コーヒーの粉は、ティッシュに丸めて三角コーナーにポイ。
水で洗い流せない汚れは指で軽くこすって落とします。コーヒーの油が残ってるのでちょっとべたっとしますが簡単にキレイになります。最後に水を軽く拭き取って完了。
使えば使うほど、コーヒーの香りがマキネッタ本体に馴染み、より自分好みの味が出せるのがなんともいいですね。電気式のエスプレッソマシンに比べて、直火式は使い込む楽しさがあります。
初めてマキネッタを使いましたが、コーヒーの世界がまた開けた感じがしてます。いろんな豆を試すのが楽しみ♪このマキネッタとは、これから長〜い付き合いになりそうです。これ、気に入りました!
マキネッタでアイスコーヒーも楽しんでます。