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毎日のバターコーヒーをもっと美味しく!簡単に!
糖質制限ダイエットをはじめた頃から飲み続けている、朝のバターコーヒー。『世界最新の太らないカラダ』を読んでから、添加糖・精製された穀物・たんぱく質の過剰な摂取を避け、良い脂肪と食物繊維を積極的に摂るようにしました。
あと、過剰にカロリーを制限すると最初は痩せるものの、次第に基礎代謝も落ちて痩せにくくなるので、カロリーは特に制限せず、ゆるい糖質制限食を食べてます。
おかげで特に有酸素運動をすることなく、1ヶ月1キロのペースで体重が落ちてきました。これぐらいのペースなら無理することなく一生続けられそうな感じ。
今後もより良い脂肪を取るために、朝のバターコーヒーに使ってた市販の無塩バターをグラスフェッドバターに変えてみました。
グラスフェッドバターとは?
グラスフェッドバターとは、牧草のみを飼料として育てられた牛のミルクからできたバターのこと。グラス(Grass)が牧草で、フェッド(Fed)が与えられるって意味ですね。
グラスフェッドバターには、一般的なバターに比べてオメガ3脂肪酸がより多く含まれています。特に「中鎖脂肪酸」「短鎖脂肪酸」「共役リノール酸」が含まれているのでダイエットにもとても効果的です。
牛を牧草だけで育てるのが相当難しいため、グラスフェッドバターは一般的なバターに比べてだいぶ高価です。
200gの無塩バターが近所のスーパーで約400円ぐらい(1gあたり2円)とすると、グラスフェッドバターは250gで1,500円ぐらい(1gあたり6円)で売られてます(うちの近所のスーパーには売ってないのでネットでしか変えません)。
お得なグラスフェッドバターはこれ
僕はグラスフェッドバターはAmazonで購入してます。
以前は、1kg3千円(1gあたり3円)の『ニュージランド産 グラスフェットバター無塩1kg 冷凍』でしたが、最近は業務用の5kgもの『業務用5kg フォンテラ社グラスフェッドバター』を買ってます。
これ、5kgで送料込みで約1万円です。1gあたりの単価は2円なので、市販の無塩バターと同じ価格で買えます。
ただ、5kgもあるのでかなりデカイです。うちの500Lの冷蔵庫だと、冷凍庫がこんな感じになります。冷凍庫スペースの約5分の1ぐらいのスペースが必要です。
1日1回のバターコーヒに8〜10gのギーを使うと仮定すると、約1年半ぐらいで使い切ることになります。料理でも使うと思うので、1年ちょっとで使い切りそうです。
ギーとは?
冷凍庫に入れておくと場所もとるし使うときにも不便なので、固形のグラスフェッドバターを液体のギーにして使ってます。
ギーとは、インドを中心とした南アジアで古くから万能オイルとして長く利用されてきたバターオイルのこと。
固形のバター(本来は牛乳から)を加熱ろ過することで、水分や乳タンパク質(カゼイン)、乳糖(ラクトース)などの不純物を取り除き、純度の高いオイルのみにしたものです。
ギーはバターに比べて腐敗しにくく、常温でも1年ほどの長期保存が可能です。
自宅でも簡単に作れますが、最適な環境で作られたギーになると、100年も持つ年代物のギーが存在するとも言われてます。
5kgのバターからギーを作る方法
まずは5kgのグラスフェッドバターを冷凍庫から出します。
さすがにこのままじゃカットできないので…
いくつかある包丁のうち安いやつをお湯で温めます。
1分ぐらい沸騰したお湯につけた包丁でカットします。
最初はじわ〜っと溶けて包丁が入っていきますが、バターの中心に近づくにつれてカチンコチンになってるので、何度も温めては溶かしてカットしてを繰り返します。
半分ぐらいまで包丁が入ったら、包丁の根元付近で横にグイッとやるとボロッとバターが取れました。
そうこうしてる間に、バターの端から徐々に溶けてたので、角を中心に削ぎ落としてたら…
こんな感じに、角を落としたグラスフェッドバターになりました。
5kg全部を一度にギーにはできないので、今回は使ってる器の容量に合わせて400gほどを使いました。
加熱ろ過すると、水分や乳タンパク質(カゼイン)、乳糖(ラクトース)などの不純物が取り除かれるので、出来上がりは360〜380gぐらいになります。
バターからギーを作る全行程はこんな感じ。
- バターを弱火〜中火にかけて全部溶かす
- バターが溶けたら焦がさないように超弱火にする
- 30分ほど煮詰める
- 途中、細かな泡が出てふきこぼれそうになったらちょっとかき混ぜる
- 泡が細かくなり鍋の底が見えるくらい透明になったら火を止める
- キッチンペーパーやコーヒーフィルターでろ過する
工程1。バターを溶かします。量が多いと溶けにくいので弱火〜中火を調整しながら溶かします。
バターがじわーっと溶けてきます。
部屋中にバターの香りが漂うので、気になる方は換気扇を回してください。
弱火で溶かすと結構時間がかかるので、たまに中火にするなど調整します。
工程2。バターが溶けたら超弱火にします。細かな泡が出てくるので焦がさないように注意します。
工程3〜4。バターの量が多いと、途中でこのように細かな泡が盛り上がってふきこぼれそうになります。たまに混ぜてあげましょう。
煮詰まってくるとだんだんバターが透明になってきます。
工程5。泡が細かく透明になって鍋の底が見えるようになったら(鍋によっては見えにくいこともあります)火を止めます。
工程6。今回はコーヒーフィルターでろ過しましたが、ボウルの上にキッチンペーパーを敷いたザルを置いて濾してもOKです。
鍋の底にもたくさんの不純物が付着してました。
400gのバターから370gのギーができました。綺麗な黄金色のギーですね!
途中で焦げたりするとちょっと茶色っぽくなったりしますが、普通に使えるのでそんなに気にする必要はありません。
蓋をして常温で保存します。
気温が下がってくるとちょっと濁ったり固まったりしますが、質には何の問題もありません。
飲んでみた感想 まとめ
グラスフェッドバターでやる前に市販の無塩バターでバターコーヒー(完全無欠コーヒー)を作ってみましたが、グラスフェッドバターの方が味がとてもスッキリしてます。
また、固形のバターだとちょっとだけ癖があるので、10gも使うとちょっとムカムカしてたんですが、ギーだと15g入れてもとてもさっぱりしてます。
ギーだけでなく、iHerbで買ったMCTオイルも5〜6gほど入れてますが、全然しつこくありません。
グラスフェッドバターで一番のネックだった価格も業務用の5kgを買うことで解消できたのでこれから毎朝、心置き無く良い脂肪でバターコーヒーが楽しめます。