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コーヒーは、淹れる直前に豆を挽くことで美味しさが格段に違う!
それに気がついたのが2017年の7月ごろ。
当時は水出しコーヒーにはまってまして、カルディやAmazonでコーヒーの粉を買っては、ハリオの水出しコーヒーポットで淹れて飲んでました。
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そこからコーヒーに興味が湧き、「コーヒーは淹れる直前に豆を挽くとうまい!」ということを知ってすぐに最低限必要な道具「ミル」「ドリッパー」「ドリップポット」を買いました。
コーヒー初心者が本格的にはじめるために厳選して購入した3つの道具。ドリップポットに一目惚れ。
それから約6年(2023年7月時点)。コーヒーへの興味は薄れることなく、今度はどの国の豆を飲んでみようかと、コーヒー豆の通販サイトを暇があれば物色している毎日です。
さて、初めて買った上記ドリップポット。いろいろ調べて評判の高いものを購入しただけあって、むちゃくちゃ使いやすくてお気に入りのコーヒーポットになりました。
ただ、コーヒー歴が長くなりいろんな欲が出てきました…。
より美味しいコーヒーを抽出するために細く注げるドリップポットが欲しい
コーヒーの味は、生豆7割・焙煎2割・抽出1割で決まります。
ドリップはこの中の1割である「抽出」に属します。抽出では、豆の挽き方・お湯の温度・注ぐスピードが味に影響してきます。
全く同じ豆でも、荒く挽いたらさっぱり、細かく挽いたら濃く。お湯は熱ければ濃く、ぬるいならさっぱり。スピードはゆっくりなら濃く、速ければさっぱり。といった味の変化があります。
今まで使ってた1台目のドリップポット「E-PRANCE コーヒードリップケトル」は、細口なので一定量でお湯を注げます。
ドバッとお湯が出ることもないので、初心者には最適なドリップポットです。(使い始めの半年間、ポット内部がちょっと臭かったけど気がついたら無臭になってました。2年ほど使いましたがガタつきもないしサビも出てきてません。)
普通にドリップできるのはいいんですが、注ぎ口の形状のせいか、より細くぽたぽたとゆっくり注ぐドリップがなかなかうまくいきません…。
コーヒーの抽出は、抽出量の最初の半分ぐらいまでにほとんどの旨味が凝縮されてるので、蒸らしから最初のコーヒーが落ちはじめる前半のプロセスが特に大事です。
その際、コーヒーポットから出るお湯の量とスピードを調整し、狙った場所に湯を注げるようになれば、もっと美味しいコーヒーが淹れられるようになる、というわけ。
選んだのは『カリタ コーヒー達人 ペリカン』特徴と写真レビュー
今回購入したのは『カリタ コーヒー達人 ペリカン 1.0L』です。ポット専用の温度計は持ってなかったので一緒に買いました。カラーはホワイトにしました。レッドもあります。
たくさんの種類があるドリップポットの中から、このペリカンを選んだ理由は、銀座の老舗喫茶店『カフェ・ド・ランブル』の関口一郎マスター考案のコーヒーポット『ランブルポット』です。
鶴のクチバシのような先の尖った注ぎ口。これならお湯の量も自由にコントロールでき、狙ったところに注ぐことができます。
ただ、値段がちょっと高かったので、そのランブルポットと同じような形で少し価格の安いカリタのコーヒー達人ペリカンに決めました。
ペリカンの主な特徴はこちら。
- 真っ白(真っ赤もあります)なホーロー製のドリップポット
- ホーロー製なのでステンレスのような金属系の臭いや味がない
- ペリカンのくちばしのような注ぎ口
- お湯を細くゆっくり注ぐだけじゃなく、ドボドボ勢いよく注ぐことも可能
- 直火OK。底径が合えばIHでも使用可能(IHで使ってます)
- サイズ:高さ20cm、底径11cm、容量1.0L、重さ725g
ホーロー製なので雑菌も繁殖しにくくポットに臭いがつきません。熱伝導率も良く保温性も高いので、温度が大切なコーヒー用ドリップポットとしても優秀です。また、直火もできるので調理器具としても使えます。
デメリットは、熱伝導率が良いので取っ手まで熱くなること。
ただ、僕の場合、やかんでお湯を沸騰させてからドリップポットに移して使ってる(追記:購入から4年経過した2023年では普通にIHでそのままお湯を沸かして使うようになりました。持ち手が熱くなりますが、フキンを使えば問題なしです。ホーローも剥がれることなく快適に使えてます)ので、コーヒーを淹れ終わる頃にはちょっと温かくなってますが、持てないほど熱くなることはありません。
このポットでお湯を沸かす場合は、フキンなどを取手にかぶせてから使うと良いでしょう。(なんかそっちの方が喫茶店のマスターみたいでカッコいいかも。)
箱を開けると蓋が最初に出てきました。ペリカンはホーロー製で、内側の深い紺色に白い斑点が特徴です。
特徴的な注ぎ口にまず目が行きますね。
ペリカンと「コーヒー達人」の文字が可愛いシールが貼られてました。
ペリカンのくちばしのような注ぎ口。
先端が細くなってるので、ぽたぽたと点滴のように注ぐのも難しくありません。
ペリカンの底面。赤いSと書かれたシールはIH非対応品のシールです。ただ、先述の通りホーローなので底径が合えば使えます。うちでも普通に使えてます。「MADE IN JAPAN」の記載があります。日本製です。
製品名とバーコードのシールも貼られてます。シールはすべて外しておきました。
一緒に購入したカリタ適合ポット専用の温度計「ドリップポット用サーモ」。
カリタ専用とありますが、ポットの深さが同じ程度なら一般的なポットでも使えます。
1メモリ2度の温度計。なかなか反応はいいです。
温度計はポットの淵に引っ掛けて使います。
温度計の検温部が短いのでお湯を半分以上溜めないと正確に測れません。1リットル入るので、500ml程度はお湯で満たす必要があります。
1人分のコーヒーを入れる場合は300mlも沸かさないのでほとんど飾りになってます。
お湯が少ない時にどうしても正確な温度を測りたいときは、温度計を取り付け金具からスッと抜いて、ちゃんと測れるところまで手で持っていってます。熱いですけどね。
直火?IH?沸かし方は?
購入当初は、別のポットで100℃まで沸かしたお湯をペリカンに注ぎなおして使ってましたが、IHでも使えることが分かったので、最近は直接IHに載せて沸かして使ってます。
もちろん、ガスの直火でも使えます。
キャンプなどの薪でも使えると思いますが、その場合は黒いススがつくと思いますので、別のデザインのものが良いかもです。
ポタポタ点滴も!ペリカンはドリップの幅が広がるポット
左がこれまで使ってたE-PRANCEのドリップポット(左)。650mlなので1Lのペリカンと比べるとずいぶん小さい。
別のやかんでお湯を沸かして移し替えて使ってたのでずいぶん状態はいいです(沸かしてすぐの状態だとコーヒーには熱すぎ。別の容器に移し換えるとちょうどいい90度程度まで温度が下がります)。見た目も可愛いので、これからはインテリアとして飾っておこうかなと。
E-PRANCEの注ぎ口。細いのでお湯の速度が安定します。そのため初心者には最適なドリップポットです。初心者の方にはまずはこれをオススメします。コスパ高いです。
ただ、ぽたぽたの点滴やちょっと多めに注ぎたいときには不向きでした。
ペリカンの注ぎ口なら、ポタポタから糸のように細いこの状態まで、簡単に少ない量のお湯を狙ったところに注ぐことができます。
少ない量だけでなく、ペリカンならどどーっと大量のお湯を一気に注ぐこともできます。初めての時はちょっと傾けるとお湯がわっと出てくるので、慣れが必要です。
様々な湯量をいろんなスピードで注ぐことができる、ドリップポットです。
まとめ
2台目のドリップポットには、本当は喫茶店でよく見かけるユキワのが欲しかったんですが、値段もかなり高いしどうするか悩んでました。
そこで見つけたのがランブルポット。でも価格がちょっと高いなぁと思ってたところに見つけたのが、この白いペリカンです。
綺麗な白に紺色がアクセントになってるかわいいポット。見た目だけじゃなく、使い勝手もランブルポットと同じように優れてます。
実際に使ってみて、1台目のE-PANCEではできなかった点滴や細い糸のようにお湯をそそぐことが簡単にできたのは本当に驚きでした。
見た目も使い勝手もかなり好みなので、使うのがワクワクするポットです。購入から4年が経過しましたが、特に傷やヒビが入ることもなく綺麗な状態で快適に使えてます。長く使えるのも良いですね。もう3台目を買うことはないかも。それぐらい気に入ってます!
コーヒー好きのあなた、ぜひ毎日使ってて楽しくなるグッズに出会って、コーヒーライフを楽しんでくださいね!
おすすめコメント – これは可愛い。赤もあるけど白が好み。使ってて気分が爆上がりすること間違いないコーヒードリップポットです。ポタポタ〜細い糸のようなドリップからドバーッと勢いよく注ぐことも可能。4年使ってますが、ヒビや傷もなくほぼ劣化せず使えてます。まだまだ使えそうなので、今後、ドリップポットを買い変えることはなさそうです。